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  • 執筆者の写真洋子 小峯

第115号 働くことって いやなこと?

更新日:2023年2月4日


ライフプランをつくる授業を行ったときのエピソードです。


ライフプランシートを作成するグループワークの最中に、

子ども達の会話が耳に入りました。


「今って何歳まで働くの?65歳?60歳?

え~!45年も働くの?」


働くことに対するイメージは、あまり良くないようです。


この授業は、自治体との連携で私の所属する

キッズ・マネー・ステーションの仲間7人のチームで行います。


自治体の目的は?「少子化対策」です。


時を同じくして、岸田首相も「異次元の少子化対策」と発言して

相乗効果が期待されます。


さて、少子化対策と聞いて

思い浮かべることはどんなことでしょうか?


・保育所の整備

・働き方改革

・育休取得率UP

・夫婦間の家事の分担

・出会いの場を増やす


等々は良く聞かれる対策でしょう。


これらは直結していてわかりやすいですが、

私たちのチームは違うアプローチでプログラムを作成し、実施しました。


私は、岸田総理の異次元の少子化対策についての発言で

「それ!いいね」と感じたことがあります。

「地域社会や企業の在り方も含めて、社会全体で子ども・子育てを応援するような社会全体の意識を高め」

漠然としているけれど、それだよね、と思ったのです。


子育てを終わった世代も、

自分が老いた時に支えてくれるのは若い人達とその子供達。


子どもを持たないと決めた人でも

一人で生きていくことはできないわけで

社会全体を次の世代が支えてくれるんだ という意識。


子どもの遊ぶ声がうるさいといって

公園を無くすなんて対応を自治体がしないように

社会全体が

愛して

望まれて

生まれてくる子ども達


こんな意識改革がいるのだと私は思います。


では、具体的には?


私たちのチームは

ファイナンシャルプランナーの集まりなので

少子化対策を「お金の不安の解消」

更に「自分の未来が楽しみになること」

2つの視点からアプローチしました。



最初に「え~45年も働くの?」と発言した子が

事後アンケートに どう答えたかはわかりません。

ただ、アンケート結果の票数から察するに

おそらく「わくわくする」か「どちらかといえばわくわくする」

になったのではないかなと。

(事前アンケートと比較して、不安・どちらかといえば不安 の回答が大幅減少。)


結婚して子供を持とうという気持ちになれるかどうかは

一言で言えば「自己肯定感」なのかなという気がするのです。

それがあってこそ、経済的な不安も解消できるような

稼げる人になれるのではないかと。

「人の役に立っていることがうれしくて、

仕事にやりがいを感じられて、結果その対価として報酬を得られる」

そんなことを授業内でちりばめました。


<うちの学校でも開催してほしい!>

そんな声がありましたらお寄せください。


今回の結果に自信をもって、他の地域にも広げたいなと思っています。


今回このプログラムを作るにあたって、

私が開講している

「7つの習慣J®」オンラインに出てくる考え方を

取り入れています。

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TOKYOFM 「スカイロケットカンパニー」の中で

「7つの習慣presentsパラダイムシフトセミナー」

毎月第1水曜日18:10頃から放送しています!

10分ちょっと、耳で聴くだけで 明日の生活を少し良くすることのできるヒントをご紹介するコーナーです。

「その時間はタイムリーに聴けない…」という方には、アーカイブがあります!

➡ ぜひチェックしてみてください!

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


小峯洋子


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