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執筆者の写真洋子 小峯

第180号 認知症になると困る お金周りのこと

認知症2060年に645万人、高齢者5.6人に1人

という報道がありました。


高齢化で認知症を発症する人が増えるであろうことは想定できましたが

いざ数字にされると、ぐっと身近な問題だという感覚が増します。

認知症が発症するメカニズムや予防方法などが確立されることを願うばかりです。


認知症と診断されてしまったらできないこと、

本人でないと手続きがすすめられない、すすめにくいことが

世の中には沢山あります。

一般的に日々の生活に関わることも多いです!

ぜひ一度「認知症と診断されるとできないこと」などと検索して、

相続専門の税理士や司法書士のHPをご覧になり

自分に置き換えてあてはまるものはないか確認してみてください。


例:【司法書士執筆】親が認知症と診断されたらすぐに行うべき8つのこと


こういった事前対策は、おやが元気なときは切り出しにくい話ですよね。

気難しい相手にはなおさらです。

でも後回しにしないでください。

そのまま相続が起きるともっと大変かもしれません。


<両親が元気なうちにしかできないこと!色々あります。>

私の母は、80歳。

現在認知症ではありませんが、外出や会話が難しいため、様々な手続きが

進めにくくなりました。

 

視力がほとんどないのでスマホの使用はできず、

足はすっかり弱ってしまい車いす移動の生活。

声も出にくいので電話での会話がむずかしい状況です。

施設にお世話になっていて、面会は2週に1度の予約制。

会いに行ってもパネル越しの会話で、

反応はあれど、会話になりません。

つい1年半前は、電話をしてきては、持ってきてほしいものあれこれ、

施設暮らしのグチも言っていたのに、

入院を機に一気に変貌してしまいました。

 

ふりかえって

母が元気なころにやっておいて(くれて)よかったと感じる

お金周りのこと3選です。

1.公正証書遺言

2.不動産の売却

3.保有している預金口座の確認


1と2は、お恥ずかしながら、家族間に不仲トラブルがあり、

相続時に備えて、私の心の平穏がこれによって保たれています。


3.は現在お世話になっている施設の費用を

どこから支払うか、預金口座情報を私と共有してくれていたおかげで

支払いに悩まずに済んでいます。


お金周りのことにかぎらず、やっておいたほうがいいことは色々ありますが

いずれにしても

親とのコミュニケーションをとっているうちに

やっておかないとね!という話になれば理想。

あとは行動できるよう、やっておいてねと親任せにせず

付き添いなどの協力することで、進むのではないでしょうか。


皆さんも、ぜひ一度、認知症発祥による家族に起こりうる

トラブルの可能性の把握をしてみてください。

予防に越したことはありません。

一人で考えるのは憂鬱というかたは

ご相談をお受けします!

一緒にリストチェックと、今後の対策を話し合いましょう。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

小峯洋子






 



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