いわゆる高校無償化制度がスタートしたのは2010年
制度の詳細は変化してきましたが
昨年2020年からは
私立高校授業料実質無償化
がスタートしました。
文科省の制度の説明リーフレットです。
(画像をクリックすると文科省のページに飛びます。)
就学支援金は上限39万6,000円受けられますが、支援金は学校が直接受け取ります。
また、授業料が上限より低い場合でも、家庭が差額を受け取ることはできません。
子育て世帯の家計にうれしい制度💛ですが
浮かれてばかりもいられません。
ここで注意しておきたいことを2つお伝えします
<1.支援はいつ給付になるのか> 支援金を受給できるかどうか資格の認定は
6月以降になります。 それまでの流れは次の通りです。
☆茨城県の県立高校 6月までは授業料の引き落としはありません。 支援金受給資格が認定されれば、
当該年度内は引き続き授業料以外の納入金のみの支払いとなります。
もし認定にならなかったら7月にまとめて
4~6月分の授業料を支払うことになります。
入学金は5650円です。
☆私立高校
認定されるまでにかかる授業料は一旦支払うことになることが多いようです。
受給資格が認定されたら、学校ごとに違いはありますが、
返還されたり授業料以外の支払いと相殺されたりします。
入学金は学校ごとに違いますが、茨城県では20万前後です。
<2.授業料以外の準備>
平成30年の子供の年間学習費内訳のグラフです。 授業料以外の支出もかさむことが読み取れます。
平成30年度子供の学習費調査の結果について 12ページより
(画像をクリックすると文科省のページに飛びます。)
公立、私立の金額差が大きいと感じられる項目は学校納付金です。
公立高校は55,360円/年に対して
私立高校215,999円/年です。
「私立高校の実質無償化」という言葉に油断してはいられません。
では、高校入学時にいくらくらい
用意しておいたらいいでしょうか?
先に挙げた2つの注意すべき点や 学校指定の制服や教材を買い揃えること
交通費がかかる・・・などを見積もっていくと
ざっくり
私立高校進学のためには40万円
県立高校進学でも20万円は
手元に準備しておきたいと考えられます。
支援金があるとはいえ、まとまった金額を準備する必要があることが
わかったところで
これらの費用に利用できそうな支援制度は無いの?
・・あります。
茨城県内の私立学校向けの軽減制度(令和2年度)
詳細は、県のホームページをご覧ください。
☆私立高等学校等入学金減免事業
☆家計急変者への授業料軽減補助
☆奨学のための給付金制度
授業料支援もそうですが、これらの制度も 申し込みから支給までが入学後です。
支援金受給が見込めるご家庭であっても、 入学前に手元にまとまった金額を工面しておく必要がありますから
一時的な借入を検討することもあるでしょう。
その場合は、公的な貸付制度をまず検討してください。
無利子、保証人不要、の貸付事業があります。
つくば市社会福祉協議会
コロナ禍で家計急変に対応するための緊急貸付
他にも財団の奨学金を紹介します。
似鳥国際奨学財団
インテリア・家具のニトリ母体の奨学金です。
山新育英財団
ホームセンターの山新母体の奨学金です。
いずれも応募には小論文や面接がありますが、
学ぶことへの意識を見直すいい機会になりそうです。
なにより!学校から
「ぜひ来てください!」と言われる
特待生で入学できるような人物になれれば
学費の心配はないのですけど。✨
高校進学に関して様々な支援制度を紹介しましたが
こうしたありがたい制度も
知らなければ
申請しなければ
使えません。
公的な制度の手続きは学校を通じて行うものが多いです。
学校からの手紙を子供が出さない
学校からの連絡がメールやホームページの閲覧になっている
大事な連絡を見忘れていないですか?!💦
コロナ対策で説明会開催が縮小傾向ですので
情報の漏れがないようご注意ください!
そしてめでたく学ぶことができるようになったら
次のステージに備えて、貯蓄を増やしましょう。
支援を受けた授業料分
支払ったつもりで
家計から取り分けてしまいましょう!
積み重ねは大きな実りとなりますよ。
(^^)/
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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