以前 「第22号 消費者トラブルに巻き込まれない」で
成年年齢引き下げのことに触れました。
2022年4月1日施行(公布された法令を実行する)です。
💦もう1年切っています💦
今まで、「大人になったら」とひとくくりに済ませていたものが
「(成年)18歳から適用」になるものと
今まで通り「20歳から適用」のまま残るものがあるので
しばらくは混乱しそうです。
さて、今回のタイトル
「国民年金」の加入はどうでしょうか?
現在は「社会人になったら」や「大人になったら」
などの冠を付けて20歳から加入と呼び掛けてきました。
?18歳からになるの?
国民年金への加入はこれまで通り 20歳からのままで変更はありません。
ただ、高校卒業で就職すると、その時点で厚生年金に加入するため
20歳前でも国民年金にも同時に加入していることになります。
逆に、20歳になった時点で就職していない人や学生で収入を得ていない場合でも
国民年金に加入しなければなりません。
ただ、自身に収入がないわけですから、
国民年金保険料の支払いが難しい場合も考えられます。
その場合は、「免除」や「納付猶予」、「学生納付特例」を申請すれば、
国民年金に加入はしていて、年金保険料を支払わなくても大丈夫な状態になります。
猶予制度もあるというのに、20歳の若者が
「年金保険料を支払ってください。」と
言われたときの反応に
「自分たちのころはもらえないって言うし、面倒だからいいや」
と言う若者がいるとか?
ぜひ制度について正しく知ってください!
年金 “保険料” です! 国が運営する保険です。
年金制度は年老いてから受け取る「老齢基礎年金」だけではありません。
「障害年金」障害を負って働けなくなった際に受け取ることができます。
「遺族基礎年金」一家の大黒柱が亡くなった時、18歳未満の子供がいる家庭は受け取ることができます。 (*条件は細々あります。)
この3つの年金を受け取れるかどうかは、年金保険料を「きちんと」納めていたかどうかが
問われるのです。
まさに「保険」なのです。
それも、自分の住む「国」が後ろ盾している保険。
このことを理解していただけば
「将来どうせ年金なんてもらえないから払わない」なんて
言葉は出なくなるのではないでしょうか。
お子様に
国民年金加入についての通知が来たら
放置するなんてことの無いようにと
ご家族からぜひ一言掛けてあげてください。
国民年金の加入は20歳からのまま ですが
成年年齢引き下げで変わるものは何?
をまとめた資料が法務省HPに掲載されています。
出典:法務省 民法改正「成年年齢の引き下げ」パンフレット
他にも、成年年齢についてマンガやクイズで学べる
とても楽しいサイトがあります。
おすすめです!
出典:法務省 ■ 特設ウェブサイト「大人への道しるべ」
(大人になるまでに知っておきたい知識を楽しく学べるWEBサイトです。)
法務省:特設ウェブサイト「大人への道しるべ」解説ページより
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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