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執筆者の写真洋子 小峯

第174号 お給料が増えれば、手取りも増えるはず・・・あれ!?

今週、初めてお目にかかった言葉がありました。

「ブラケットクリープ」

インフレで物価や賃金の伸びを上回るペースで所得税収が増す現象を指す。

言葉だそうです。


この現象を自分の身に降りかかる現象にすると

お給料が増えたはずなのに、手取りが大して増えない~

ということになります。


この言葉の解説を見て

単純に給料があがった~(^o^)やった~とはいかないんだなと気付かされました。



所得税を算出するための税率は所得が多いほど高くなります。

それも、緩やかに比例するわけではなく、

〇円~〇円の範囲は〇% という方式なので

その境目を超えたら所得税が急に増える ということが起きるわけです。

「インフレに合わせて税制も見直さないといびつになるんだな~」

「制度は後追いになるんだな~」 と感じました。


他に、連想したことがあります。


✅児童手当の所得制限 

✅高校無償化の所得制限

✅奨学金の所得制限

私は日ごろ、子どもとお金に関することに注力しているので

これらがまず頭に浮かびました。



他にも、税金とくれば社会保険料 等々・・・洗い出したら沢山ありそうです。




給与が上がる! のは、もちろん歓迎ですが

生活実感はマイナス! にならないよう、

また、恩恵の大きな支援制度や給付が受けられなくならないよう

「ブラケットクリープ」や「様々な制度の壁」を

気にかけておく必要がありそうです。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

小峯洋子

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