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  • 執筆者の写真洋子 小峯

第45号 おこづかいは家計のやりくりの縮小版

今週9日木曜、来週13日月曜に 放課後学習会Robe様

「生きる力講座」内でマネー講座を実施します。

昨年から継続実施で第3回目です。


今回のプログラムは「おこづかいをはじめよう!」です。

おこづかい とは?


好きに使っていい?欲しいものを買っていいお金のこと?



息子が中学生だった頃、ママ友達におこづかいに関する

アンケートに協力してもらったことがありました。


回答結果のなかで

「おこづかいを定額制にしているか?」(毎月、毎週、いくら、と決めて渡す方法)

の質問に

「定額制にしている」という人がほとんどいませんでした。

予想と違ったのでかなり驚きました。


定額制のおこづかいにしない理由は:

✅「お金を使う機会がほとんどないから」

✅「渡すと使ってしまうから、学用品などは買ってから渡す」

✅「遊びに行くときに都度必要な額を持たせるから」

というものでした。


☑お金を使う機会がないといっても、子どもにかかっている支出は頻繁にあるはずです。


☑学用品など、必要だと言われるまま親が買い、価格も知らないまま

子どもは手に入るのが当たり前のように受け取っているのではないでしょうか?


☑遊びに行くとき、都度渡す方法は、心配だからと多めに渡してしまいがちだそうです。

結果、多めだったはずのお金を子供はきれいさっぱり使い切って帰宅するそうです。



このアンケートをとったなかには

中学から親元を離れて寮生活をすることにした野球仲間のお子さんもいました。

このご家庭からは貴重なエピソードを聞くことができました。


小学校6年間は休みの日は野球、平日は受験のための塾

もちろんおこづかいが必要だという場面は無く

お金を自分で考えて使う経験がないまま

子どもは親元を離れました。


結果、何が起こったか


銀行口座に1か月の生活費として入れておいたお金が

2週間で消えた。

「どうしよ~」という電話が子供からかかってきたというのです。

優秀なお子さんですから・・・。

親は我が子がお金の計算くらいはできると思っていました。

でも算数ができることと、生活費のやりくりができることは

違っていました。


そして、大人になれば当たり前にやりくりができるわけではないことも事実です。

家計の管理は、

 💝欲しいものの誘惑

 💝ラクをしたいなまけ心 などとの葛藤の連続です。

我慢すること、優先順位を考えることは、大人でも難しいことかもしれません。


こうした課題を解決するトレーニングをするため

お金のやりくりが上手な大人になるための練習をするため

の教材が

「子どものおこづかい」だというわけです。


もちろん お金は働いて手に入れる ことも忘れません。

お金は ありがとうのしるし です。

どんなお手伝いを担当するのかもおこづかい契約書には記入します。


本来、このプログラムは親子で参加していただき

ご家庭ごとのルールを確認しあいながら

「おこづかい契約書」を交わすのですが

今回のように子どもだけの場で実施することもしばしばです。


その場合は、「おこづかい契約書」に保護者向けの解説を入れています。

ぜひご家庭でも目を通していただければと思います。


お金の話を親子で気軽に楽しく話すツールとして

「おこづかい契約書」がお役に立てるといいなと思っています。



なにごとも最初から上手な人はいません。

練習を積むこと

繰り返して習慣化することが大切です。



失敗は学びのチャンス!

少額で済む子供のうちの失敗は、よい教材になってくれるはずです。

ぜひ活かしてください!


おこづかいとは何か? 

「お金の使い方を練習する教材」

と捉えて、ぜひ子どもに任せてみてください。


放課後学習会の中でいただく50分の時間の中では

「おこづかい契約書」や「はっぴーまねーノート」

について、十分にお伝え出来ない部分もありました。


ご質問があれば遠慮なく、お寄せください。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
















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