＜安いニッポン＞
バラエティー番組でも、キャッチ―に耳に入ってきます。
それなら、逆手にとれば、日本で働くより海外で働いた方が稼げる！。
という話題を目にするようになりました。
✅海外では寿司職人がひっぱりだこ
✅寿司の専門学校大盛況
ワーキングホリデー滞在者は日本人だということがウリになるし
日本食屋のバイトで日本の倍は稼げる！なんていう報道も目にしました。
（オーストラリア滞在者の話題でした）
私もバラエティー番組だけでなく、NHKクローズアップ現代でも取り上げていたのを
見たときには
現代のアメリカンドリームか？！
なんて感じました。
一方で、報道は「ほんとかな」という目で見ることが大切 なんですよね。
＜移住者アンケート 「経済的理由はゼロ」＞
海外移住者対象のあるアンケート調査結果を目にしました。
「稼げるから」を含む？「経済的な理由」を移住した理由に挙げた人は
なんと一人もいなかったというのです。
これも「ほんとかな」という目で見るならば、
稼げる、は 第1理由には挙げていないけど、
本心では「少なからずある」
という気持ちは反映されていないでしょうし、
調査人数も196人と、決して多くは無い調査でした。
＜ここで自分なりの落としどころ＞
日本にいればという感覚と円換算にすれば、
日本にいるより海外の方が稼げるように見えるけれど
海外で働くということは、生活も消費もその地でするわけで
日本に比べて賃金が高いならそれに比例して
物価も高いわけです。
物価上昇と円安の影響で
ＮＹでラーメンを食べると１杯2,500円
大戸屋の定食が5,000円
確かめてみましょう👀
大戸屋 OOTOYA US LUNCHメニュー
しまほっけ定食 白米セット（追加料金なし）は25$ です。
25＄×139円/＄＝3,475円 ここまでで、結構なランチ価格と感じますが
アメリカはチップが加わりますので 15％とすると、3.75＄
25＋3.75＝28.75＄
×139円＝＝3,996.25円 約4,000円
日本人にとってのランチ、ほっけ定食のお値段ではないのは確かですね。
ＮＹの大戸屋のバイト代が時給30＄（チップ込）だとしても
時給でランチ定食1食分弱 と思うと、日本の時給の感覚と変わらないじゃないの？
海外で稼いだ分をすべてを日本に仕送りして日本円に換算するなら
確かに「出稼ぎ」と言えそうですが
現地で消費する分を考えると
滞在中の収支をプラスにするにはそれなりの節約が必要になりそうです。
日本だと年収1000万は一区切り、暮らしに余裕のある人達みたいな くくりをしますが
アメリカで同感覚の年収は1500万～とも 2000万超え とも聞きます。
・・・かといって平均年収がアメリカは高いかというとそうでもないという調査結果も
あるようですが。・・・
少なくともＮＹで寿司が握れれば リッチな暮らしができる
という 短絡的な図式ではなさそうです。
とはいえ、挑戦する 気持ちは大事にしたい。
稼げるからだけの理由ではない、
自分が思い描く夢の世界が海外にあるなら
行ってみる、出稼ぎしてみるのは
悪くないかもしれません。(^_-)-☆
小峯洋子
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